ハイこんにちは。茶一平 @whi2 です。
「あれ、タイトル鹿児島弁だー」って、ふと手とった本。
何気なく読んでいたら
「鹿児島方言(旧)」「鹿児島方言(新)」ってワードがでてきて。
???ってなったけど勉強になりましたってお話をしますね。
鹿児島方言メインの解説本。鹿児島方言(旧)と鹿児島方言(新)の違いとか知らなかった。終章では「方言の将来」に関する複雑な事情も書かれてる。 #Kagoshima pic.twitter.com/ibZ9SKhjvp
— 茶一平(CHA-IPPEI) (@whi2) December 11, 2018
「じゃっで」の意味は「だから」
新旧鹿児島弁のお話のまえに。ちょっと本の紹介をしますね。
タイトルは「じゃっで 方言なおもしとか」。
訳すと「だから 方言はおもしろい」って意味です。
作者は木部暢子さん。方言の研究をされている方です。
内容は5つのトピックスで鹿児島方言メイン。
木部さんが方言の聞き取り調査をしていた時に気になったこと4つ。
そして「方言の将来」について書かれてます。
ちょっと専門的な話もでてきますけど、
例文が多いのでそんなに難しくはない本ですね。
鹿児島方言新旧の違い2つ
わたしも鹿児島人ですけど違いとか全然知らなくって。
この本の載ってた違いは2つ。
- 質問の文末イントネーション
- 質問の文末助詞
ってこれだけじゃ分かりにくいので補足しますね。
質問のイントネーション
鹿児島方言では質問の最後。
基本的にイントネーションは下がるんですよね。
たとえば「いつ行きますかー➘?」って感じ。
でも相手に敬意を示したり、どうしても聞きたかったりした場合。
イントネーションが上がるか下がるかに違いがあります。
鹿児島方言(新) | 下がる |
---|---|
鹿児島方言(旧) | 上がる |
たとえば
(新)だと「いつ行きますかー➘?」なんですけど
(旧)だと「いつ行きますかー➚?」ってなります。
(旧)だと上がってしまうんですね。
ぎゃくに(新)は常に下がります。
わたしは基本下がるタイプなので、上がるタイプのあるって全然知りませんでした。
質問の文末助詞
ややこしいですけど
「いつ行きますかー?」の「か」の部分ですね。
この文末の文字。これも使われる文字と使われない文字があって
鹿児島方言(新) | か or け or 助詞を使わない |
---|---|
鹿児島方言(旧) | な or か or や or け |
ちなみに 「な」が一番丁寧な表現。「け」が一番ラフな表現です。
わたしは基本「なかけ」なんですけど、丁寧とかラフとか全然知りませんでした。
目次を読んで気になったらどうぞ
そこそこ鹿児島弁を知ってるつもりでしたけど。
ぜんぜん知らなかったーってビックリな本でした。
私の話はディープな内容でしたけど。
この本はライトな内容も多いです。
本も目次を読んでみて気になったり、
なんとかく方言に興味があったり、
とりあえずヒマつぶしをしたかったりした時に。
手にとってみてはどうでしょうか?