鹿児島

鹿児島弁レッスン #14 省略ルール「あ段+い」と「あ段+う」

ハイこんにちは。茶一平 @whi2 です。

正月2日め。お仕事の方もお休みの方も頭の体操です。

鹿児島弁の特徴として「ことばの省略」ってのがありますよね。
今日は省略ルール「あ段+い」と「あ段+う」についてお話しますね。

けっこう使われる鹿児島弁ルールなので覚えておくと便利ですよ。

「あ段」について

「あ段」はひらがなの1グループのことです。

「あ段」のひらがな

あ、か、さ、た、な、
は、ま、や、ら、わ、
が、ざ、だ、ば、ぱ

ぜんぶで15個。母音(A)を含むひらがなです。

今回のルールでは

  • 「あ段+い」のことば
  • 「あ段+う」のことば

は省略されちゃいます。

例えばこんな言葉ですね。

あ段+い

あいさつ、貝(かい)、西郷(さいごう)、鯛(たい)、無い(ない)、灰(はい)、枚(まい

あ段+う

会う(あう)、買う(かう)、綯う(なう)、這う(はう)、舞う(まう

では省略ルールのお話に進みます。

省略ルール:「あ段+い」は「え段」

たとえば「貝(かい)」は「貝()」になります。

「あ段(か)+い」の2文字が「え段(け)」の1文字に省略されちゃうんですね。

他の「あ段+い」もこんな感じで省略されます。

「あ段+い」 共通語 鹿児島弁
たい
はい
まい
咲いた さいた せた
だいたい だいたい でて

 

省略ルール:「あ段+う」は「お段」

たとえば「会う(あう)」は「会う(お)」になります。

「あ段(あ)+う」の2文字が「お段(お)」の1文字に省略されちゃうんですね。

他の「あ段+う」もこんな感じで省略されます。

「あ段+う」 共通語 鹿児島弁
買う かう
綯う なう
這う はう
舞う まう
喰らう くらう くろ

まとめます

というわけで今回の鹿児島弁ルール。

  • 「あ段+い」は「え段」
  • 「あ段+う」は「お段」

2文字から1文字に省略されます。ってお話でした。

ホントよく使うルールなのでぜひ頭にキープしててくださいね。