鹿児島

鹿児島弁レッスン #16 省略ルール「う段+い」

ハイこんにちは。茶一平 @whi2 です。

鹿児島弁の特徴「ことばの省略」。
今日の省略ルール「う段+い」についてお話しますね。

このパターンは今回はいったん終わりです。
「あ段」系と「お段」系省略といっしょに頭にキープしててくださいね

「う段」について

今回は「う段」ですね。う段のひらがなはこんな感じです。

「う段」のひらがな

う、く、す、つ、ぬ、
ふ、む、ゆ、る
ぐ、ず、づ、ぶ、ぷ

ぜんぶで14個。母音(U)を含むひらがなです。

今回のルールでは

  • 「う段+い」のことば

は省略されちゃいます。

例えばこんな言葉ですね。

う段+い

低い(ひくい)、安い(やすい)、きつい(きつい)、かゆい(かゆい)、眠い(ねむい

では省略ルールのお話に進みます。

省略ルール:「う段+い」は「い段」

たとえば「低い(ひくい)」は「低い(ひき)」になります。

「う段(く)+い」の2文字が「い段(き)」の1文字に省略されちゃうんですね。

Hi-Ku-Iからuが省略でHi-Kiってなるパターン。

他の「う段+い」もこんな感じで省略されます。

「う段+い」 共通語 鹿児島弁
安い やすい やし
きつい きつい きち
かゆい かゆい かい
眠い ねむい ねみ

 

ちなみに「う段+う」は?

前回と前々回で「○段+い」と「○段+う」コンビの省略パターンでした。

なので今回「う段+う」の省略パターンもありそうなんですけど…
そもそも「う段+う」の言葉が少ないし、省略されてる言葉を思いつかないんですよね。

たとえば「台風(たいふう)」を「台風(てふ)」って言わないので。

ということで「う段+う」の省略パターンは無いってことにしておきましょう。

まとめます

というわけで今回の鹿児島弁ルール。

  • 「う段+い」は「い段」に

2文字から1文字に省略されます。ってお話でした。