鹿児島

鹿児島弁レッスン #19 七草七軒の「ななとこいのずし」

ハイこんにちは。茶一平 @whi2 です。

今日は人日の節句。人日の節句といえば「七草粥」。
優しい味で美味しいですよね。

「七草粥」を鹿児島弁では「ななとこいのずし」って言います。
ってお話しますね。

「とこい」は「所」って意味

共通語で「七草粥(ななくさがゆ)」
鹿児島弁で「ななとこいのずし

パッと見て「くさ=とこい?」って思うかもですけど違います
「とこい」は「所」って意味です。

「ずし」は雑炊って意味なので
「ななとこいのずし」=「7つの所の雑炊」

雑炊はともかく、なんで「所」かって言うと鹿児島の風習が関係あるんですね。

鹿児島の風習「七つの家から七草粥をもらう」

鹿児島では

7才の子供が7つの家から七草粥を貰ってくる

って風習があるんですね。

  1. ご近所さんが七草粥をたくさん作っておきます。
  2. そして7才の子供がご近所さんを7軒訪問。
  3. それぞれのご近所さんから七草粥を少しづつ分けてもらいます。

こんな感じです。

なので7軒のご近所さんから。7軒の所から貰ってくる雑炊なので

ななとこいのずし

ってなるんです。

まとめます

というわけで今回の鹿児島弁

  • 七草粥は「ななとこいのずし」

鹿児島の風習で「7軒の所から貰ってくる雑炊」って意味ですよ。というお話でしたん。