鹿児島

鹿児島弁レッスン #31 強調するときは「も」で繰り返す

はいこんにちは。茶一平 @whi2 です。

あいかわらず今日も寒いですね。

「寒い」ってのを強調して言いたいとき。
共通語だと「超寒い」とか「とっても寒い」とかって言いますよね。

鹿児島弁だと「も」をつけて繰り返します。ってお話をしますね。

大事なことは2回言うんです。

「も」をつけて繰り返す

強調したいときは「も」をつけて繰り返すんです。

たとえば「超寒い」って言いたいとき。
鹿児島弁だと「寒みも寒み」って言います。

「寒み(寒い)+ も + 寒み」 で「寒みも寒み」

京都方面では「寒い寒い」って繰り返して強調する表現もあるみたいですけど
「も」って使わないんですよね。

ほかにはこんな感じでくりかえします。

共通語 鹿児島弁
早い とっても早い 早えも早え
強い とっても強い 強えも強え
眠い とっても眠い 眠びも眠び
ぐらし とってもぐらし ぐらしもぐらし

「ぐらし(業らし)」は鹿児島弁です。共通語だと「かわいそう」って意味ですね。

「とっても」も使います

もちろん「とっても」って言葉もふつうに使いますよ。

鹿児島弁では「わっぜ」って言いますので
「とっても寒い」は「わっぜ寒み」になります。

形容詞限定の強調表現

「も」で繰り返すのは形容詞だけです。

「悲しい」とか「きれい」とか「濃い」とか。

ちなみに動詞の強調表現は前にお話しましたこちらをどうぞ。

鹿児島弁レッスン #07 動詞は「強化表現が多い」強化表現が多い。なんならふつうの時にも強化した言葉を使います。...

まとめます

鹿児島弁で強調して伝えたいときは

  • 「も」をつけて繰り返す
  • 形容詞限定

ってお話でしたん。