はいこんにちは。茶一平 @whi2 です。
文字から意味がわかりにくい言葉ってありますけど
鹿児島弁の「よんごひんご」は、まさにその1つです。
この「よんごひんご」の意味。
鹿児島の人なら知ってる人も多いですけど
由来に関しては知ってる人少ないと思います。
というわけで今日は「よんごひんご」の意味と由来についてお話しますね。
「よんごひんご」は「くねくね」って意味
「よんごひんご」は「くねくね」って意味です。
「くねくね曲がっている状態」のこと。
たとえばこんな感じで使いますね。
共通語 | キュウリが くねくね曲がってる |
---|---|
鹿児島弁 | きゅいが よんごひんごしちょる |
由来は「歪み僻み」
「よんごひんご」の由来は「歪み僻み」って言葉から来てます。
「歪み(ゆがみ)」も「僻み(ひがみ)」も「ねじれて曲がってる状態」をあらわす言葉ですね。
この2つの言葉を組み合わせて
「歪み」+「僻み」=「ゆがみひがみ」→(変化)→「よんごひんご」
ってなりました。
でも「ゆがみひがみ」と「よんごひんご」の発音って全然似てないですよね。
なんで「ゆがみひがみ」が「よんごひんご」に変化したのか。
少しくわしくお話しますね。
「歪み僻み」の変化パターン
「歪み」と「僻み」で分けてお話しします。
ちょっとややこしいので画像でまとめて説明しますね。
まずは「歪み」について。
画像の3ステップで「よんご」変化してます。

「ゆがみ」→「よごみ」→「よんごみ」→「よんご」
次に「僻み」。
こちらも3ステップで「ひんご」に変化してます。

「ひがみ」→「ひごみ」→「ひんごみ」→「ひんご」
変化が連続してますけど
どっちも鹿児島弁の変化パターンとしては珍しいタイプです。
たぶん発音重視でこうなったんじゃないかなーって思ってます。
「ゆがみひがみ」より「よんごひんご」の方が言いやすいですもんね。
まとめます
鹿児島弁の「よんごひんご」。
- 「よんごひんご」の意味は「くねくね」
- 由来は「歪み僻み(ゆがみひがみ)」
- 「ゆがみひがみ」が「よんごひんご」に変化
ってお話でしたん。
「よんごひんご」ってあんまり使うチャンスのない言葉ですけど
音が好きなのでチャンスがあったらぜひ使い言葉です。
まとめます